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民法 [13] 第2編 物権 - 担保物権 - 概要

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社会的機能

担保物権には、安心して他人にお金を貸すことができるようになるという、金融に関する社会的機能を促進する働きがある。

担保物権の種類

法定担保物権

法律の定めにより、特別の債権として当然に認められるもの

約定担保物権

当事者の合意により設定されるもの

  • 質権
  • 抵当権

担保物権の通有性(共通した性質)

附従性

被担保債権が消滅すれば、担保物権も消滅する。

随伴性

被担保債権が譲渡されると、それに伴って担保物権も移転する。

不可分性

被担保債権の全てについて効力を有する。
(被担保債権の全額が返済されるまで、目的物の全てについて担保物権の権利行使ができる)

上代位性

目的物が消滅・毀損した場合、目的物所有者の受けるべき「金銭その他の物(損害賠償や補償など)」に対しても、担保物権の効力を及ぼすことができる。

留置権には優先弁済的効力がないため上代位性は認められないが、各制度の反射的利益として、事実上の優先弁済的効力が認められる。

効力

担保物権にも、一般的な物権的効力が認められる。

加えて、各担保物権の性質に応じて、以下の効力が認められる。

優先弁済的効力

債務の弁済がなされない時に、目的物を換価して他の債務者に先立って弁済を受けることができる。
留置権には認められない。

留置的効力

債務が完了するまで、債権者が目的物を自分のところに留めておくことができる。
留置権と質権に認められる。

担保物権 比較

種類 性質 効力
附従性 随伴性 不可分性 上代位性 優先的
弁済効力
留置的
効力
抵当権 ×
質権
留置権 × ×
先取特権 ×