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Web系エンジニアが行政書士を目指すブログ

アラサー既婚(元)Web/アプリエンジニア兼デザイナーが行政書士を目指す

民法 [38] 第4編 親族 - 親子

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実子

意義

親との間に生理的なちのつながりがあると法律上認められる子。
法律上正当な婚姻関係にある父母の間に生まれた子を嫡出子といい、そうでない父母の間に生まれた子を非嫡出子という。

嫡出子(推定される嫡出子)

嫡出子であるための要件は、以下のとおり。

  1. 母が妻たる身分を有する
  2. 婚姻継続中に懐胎した
  3. 夫の子である

この要件について民法は、まず妻が婚姻中に懐胎した子は夫の子と推定するとし、かつ婚姻成立から200日経過後、または婚姻の解消もしくは取消しの日から300日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定している。民法772条
この嫡出推定の及ぶ子を「推定される嫡出子」という。

推定の及ばない嫡出子

妻の懐胎期間中に夫が長期にわたって不在にしていた場合など、婚姻中に妻が産んだ子であっても、その父子関係に自然血縁関の可能性が明白に存在しない時、その子は「推定の及ばない嫡出子」として取り扱われる。

推定されない嫡出子

民法によって嫡出子たる推定を受けないが、嫡出子たる身分を有する子のこと。
婚姻成立後200日を経過しないうちに生まれた子などは、夫婦の間の子であることが明らかであっても嫡出の推定を受けない。
ただしこれは極めて不合理であるため、戸籍実務上は婚姻成立後の出生子であれば、一律に嫡出子としての出生届が受理されることになっている。

非嫡出子と認知

婚姻関係にない男女から生まれた子(婚外子)のことを非嫡出子という。

認知とは、嫡出でない子と父(または母)との間に、意思表示または裁判により、法的な親子関係を発生させる制度のこと。民法779条
父が認知届を出すことによって行う任意認知と、それがなされない場合に子が父に対して行う強制認知がある。

認知の効力は、この出生の時に遡って生じ、法的な父子関係が発生する。民法784条

準正

父母の婚姻を原因として、非嫡出子に嫡出子たる身分を取得させる制度。民法789条
準正には789条1項の婚姻純正と2項の認知純正がある。

嫡出性の否定

父親が子どもの嫡出性を否定する場合、その種類に応じた方法がある。

推定される嫡出子 推定の及ばない嫡出子 推定されない嫡出子 二重の推定が及ぶ嫡出子
訴訟 嫡出否認の訴え民法775条 親子関係不存在の訴え 父を定める訴え民法773条
提起期間 夫がこの出生を知った時から1年以内民法777条 制限なし
提訴件 原則として夫のみ民法774条 人事訴訟法に定めあり

養子

意義と成立要件

自然血縁による親子関係のない者の間に、法的に親子関係を創設する制度。
養子縁組が成立するための実質的要件として

  1. 縁組意思の合致
  2. 縁組障害がない

が必要であり、形式的要件として

  1. 戸籍法の定めるところによる届出

が必要となる。

養子縁組の効力

縁組届出の日から、養親の嫡出子となり、養親の氏を称することとなる。
養子が未成年のときは養親の親権に服すことになり、相続権、扶養義務などが養親と養子の間に発生する。
さらに、養子と養親の血族との間に法定血族関係が生じる。
(養子と実親および実方親族との関係には何も影響がないため、養子は実方と養方の双方と親族関係に立つことになる)

離縁(縁組の解消)

有効に成立した養子縁組の効果を、縁組後の生じた事由に基づき将来に向かって消滅すること。
離縁には協議離縁民法811条裁判離縁民法814条がある。

離縁の効果

法定嫡出親子関係が消滅する。
親子間だけでなく、養子と養親の法定血族関係、姻族関係も消滅する。

特別養子

意義

養子と実方の親族との法律関係を消滅させる養子縁組。

成立要件

家庭裁判所が、原則として6ヶ月以上の試験養育を経たうえで審判により成立する。